【住宅ローン 計算】→未来の自分への借金
この記事を読むとどうなる?
- 住宅ローンの「本当の支払い総額」が理解できる
- 月々の返済額だけでなく、“未来への負担”として住宅ローンを捉えられる
- 無理なく返せるローンかどうかを判断できる
- 家を買う時に絶対に見るべき「3つの計算」がわかる
「月々〇〇円なら払えるし、大丈夫でしょ。」
住宅ローンを組むとき、多くの人が月返済額だけを見て判断します。
でも、住宅ローンの正体は
“未来の自分に何千万円も背負わせる借金”そのもの。
返せる金額と、返してはいけない金額。
この境界線を知らないまま家を買うと、未来の生活を大きく圧迫することになります。
この記事では、
住宅ローンを「今」ではなく「未来の自分への借金」として捉えるための計算方法を、できるだけシンプルに解説します。
シンプルヒーローズについて
この記事は、
- 30代で家計管理と副業を両立している
- 「無理のないお金の使い方」をずっと試行錯誤してきた
私(シンプルヒーローズ)が、自分の試算や周りの経験談をもとに作成しています。
「買える家」ではなく「背負っていい借金」を基準に考えるスタイルをベースにしています。
この記事はこんな人に向いています
- 家を買うかどうか迷っている
- 住宅ローンがどれくらい“負担”になるのか知りたい
- 月々返せるかではなく、総額の不安を解消したい
- 無理のない返済で老後まで安心したい
- これからローンを組む前に、冷静に計算しておきたい
「分かる…」と思ったあなたへ
「みんな買ってるし大丈夫でしょ」
「月10万円なら払えてるから平気」
でもよく考えると──
30年後の自分に、ずっと同じ収入・健康・働き方が続く保証ってある?
家を買う瞬間は、人生で最も財布のひもが緩むとき。
人は“未来の負担”を甘く見積もってしまいます。
私も実際にローン試算をしてみるまで、
「利息だけでこんなに払うの!?」と驚きました。
この記事は、同じ後悔をしてほしくない人に向けた内容です。
① 住宅ローン計算は「総返済額」で考えるべき
▼月々の返済額より“総額”が本質
月々の支払い7〜10万円だけでは、ローンの重さは分かりません。
一番重要なのは総返済額です。
▼35年返済だと、利息だけで数百万円〜1,000万円以上払うから
例)3,000万円 借入・金利1.0%・35年返済の場合
- 総返済額:約3,552万円
- うち利息:約552万円
条件によっては、利息だけで1,000万円を超えるケースも珍しくありません。
▼月々払えても「合計額」で赤字になりうる
月の支払いは生活費に埋もれて見えます。
しかしローンは、未来の収入にもずっと影響し続ける固定支出です。
総額で見ないと、家計にのしかかる本当の負担が見えません。
▼住宅ローンは“未来の自分が払う総額”で判断すべき
住宅ローンは、
- 今の自分が「なんとなく払えそう」な金額ではなく
- 未来の自分から550万〜1,000万円を引き出す借金
という視点で冷静に見ることが大切です。

② 返済負担率25%以内に収めるべき
▼住宅ローンの安全ラインは「手取りの25%以内」
目安として、
- 手取り30万円 → 住宅ローンの上限:月7.5万円
- 手取り25万円 → 住宅ローンの上限:月6.2万円
この25%ラインを超えると、一気に家計が苦しくなりやすくなります。
▼25%を超えると生活が“固定費貧乏”になる
ローンは一度組むと、簡単には減らせません。
固定費が高くなるほど、
- 急な出費への対応
- 子どもの教育費
- 収入減・転職
といった変化に対応しづらくなります。
▼銀行は「返せる額」ではなく「貸せる額」を教えてくる
銀行の事前審査で提示される金額は、
あくまで「銀行が貸してもいいと判断した額」です。
あなたの人生設計にとって安全かどうかまでは、銀行は考えてくれません。
▼守るべきラインは銀行ではなく“あなたの家計の安全率”
未来の生活を守るために、
- 返済負担率は手取りの25%以内
- できれば20%前後に抑える
このラインを自分ルールとして決めておきましょう。

③ 老後まで続く“未来への借金”という視点で考える
▼住宅ローンは未来の自分に背負わせる長期契約
30代で35年ローンを組めば、完済は60代後半。
働き方や健康に不安が出てくるタイミングまで借金が続きます。
▼年収・体力・家族構成は必ず変わる
- 病気やケガで働けなくなるかもしれない
- 転職や独立で収入が変わるかもしれない
- 子どもの教育費や親の介護費が増えるかもしれない
現時点の「何とか払えそう」という感覚だけで決めるのは、かなりリスクがあります。
▼「今の収入で返せる」は判断材料として弱い
むしろ見るべきなのは、
- 将来、収入が減っても返せるか
- ローン以外の出費が増えても耐えられるか
という、未来の自分目線のシミュレーションです。
▼住宅ローンは“未来の人生プラン”まで含めた借金
家そのものではなく、
- 働き方
- 家族計画
- 老後の暮らし方
まで含めて考えることで、初めて「背負ってもいい借金かどうか」が判断できます。

まとめ:住宅ローンは「未来の自分への借金」として計算しよう
住宅ローンは、
「今の自分の家」ではなく「未来の自分への借金」として見ると、リスクがはっきりします。
この記事でお伝えしたポイントは次の3つです。
- ① 総返済額で判断する
- ② 返済比率は手取りの25%以内に抑える
- ③ 老後まで続く借金として、人生プラン全体で考える
家は大きな買い物ですが、焦らず・冷静に・未来の自分を守る計算をしておけば、
「買ってよかった」と思える選択に近づきます。
これから具体的にローンを検討するなら、
あなたの手取り・年齢・頭金に合わせて借入額の安全ラインを試算してみるのもおすすめです。
では、また🤙


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