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「施工管理、もう辞めたい」
これは誰かに言われた言葉ではありません。
僕が、毎日思っていることです。
僕は施工管理12年目の現場監督です。
そして今日も、現場にいます。
先に書いておきます。
この記事は、転職を勧める記事ではありません。
「それでも続けろ」という記事でもありません。
僕自身がまだ決めていないので、どちらも書けません。
書くのは、「辞めたい」と「辞めていない」のあいだに、僕がどう立っているかです。
同じ場所にいる人が、自分の状況を1つ整理できるように。
たぶん、僕自身のために。
①「辞めたい」は、毎日です

波があるわけではありません。
毎日です。
何か特別に嫌なことがあった日だけではなく、普通に終わった日にも思います。
12年目でこれを書くのは、正直に言うと迷いました。
「12年もやっていて、まだそんなことを言っているのか」と思われるかもしれないからです。
でも書きます。
この記事を検索して読んでいる人は、たぶん同じ状態にいるからです。
そして僕は、この状態の人が書いた記事を、これまで一度も読んだことがありません。
検索で上に出てくるのは、辞めた人の記事か、辞めさせたい側の記事です。
どちらも、もう答えを持っている人の記事です。
「辞めたくて、でもまだいる」人の記事は、ありませんでした。
だから自分で書きます。
②理由は3つ。12年、変わっていない

辞めたい理由を並べると、3つです。
そして3つとも、12年前から変わっていません。
理由1:残業が終わらない
時間が長いことそのものより、終わりが見えないことが効きます。
2024年4月から建設業にも残業の上限規制が入りました。
原則は月45時間、違反には罰則もあります。
それでも、僕の現場では何も変わりませんでした。
上限がついたのは時間であって、やることの量ではなかったからです。
理由2:タスクが溜まっていく
一つ終わらせても、その間に二つ増えている。
この状態が続くと、何時間働いたかより、減らないこと自体がきつくなります。
理由3:板挟み
僕の会社は一次で、上に元請がいます。
施主から直接言われることと、元請から降りてくる話が食い違う。
どちらにも「はい」と言う立場なのに、決める権限は自分にありません。
いちばんしんどかったときは、結局、納まりませんでした。
この3つは、僕の会社が特別ひどいという話ではありません。
施工管理という仕事の構造だと思っています。
だから会社を変えても、たぶん形を変えて残ります。
それも、辞めるかどうかを迷わせている理由の1つです。
続けるほど不安になる理由については、こちらにも書いています。
【実証】現場監督を続けるほど、将来が不安になる理由
③それでも辞めていない理由は、2つある

毎日辞めたいのに、辞めていない。
その理由も、正直に書きます。
2つあります。
理由1:転職活動が、進んでいない
正確に言うと、転職エージェントに登録はしました。
そこで止まっています。
面談も受けていませんし、応募もしていません。
連絡は、頻繁に来ます。
求人の案内も、面談の打診も来ます。
エージェント側は、動いています。
動いていないのは、僕です。
腰が重い、という言葉がいちばん近いです。
「動けない」と「動いていない」は違います。
僕は後者です。
それを認めるのは気持ちのいいことではありませんが、事実なので書いておきます。
転職したあとの後悔については、別の記事で整理しています。
【施工管理の転職で後悔しないために】現場監督10年が教えるリアルな後悔パターンと対策
理由2:貯金の額
もう1つは、お金です。
辞めたあとの数か月を食いつなぐお金がないと、人は動けません。
やりがいでも責任感でもなく、貯金が足りない。
これが、僕が辞めていない一番大きな理由です。
「辞めたい」と言いながら辞めない人を見て、「本気じゃないんだろう」と思ったことが、若い頃の僕にはあります。
いまは違います。
本気でも、お金がなければ動けません。
根性の問題ではなく、お金の問題です。
④辞める条件を、数字で決めた

僕は、辞める条件を決めています。
「いつか辞める」ではなく、「貯金がいくらを超えたら」という形です。
金額は書きません。
人によって違う数字なので、僕の額を書いても意味がないからです。
なぜ、時期でも役職でもなく「金額」だったのか。
理由は、思ったより現実的です。
以前は、自分の車で現場を回っていました。
いまは、社用車だけです。
自分の車は持っていません。
つまり、辞めた瞬間に足がなくなります。
辞めるなら、まず車を買うお金が要る。
そこから逆算したとき、条件は「時期」でも「役職」でもなく、「金額」になりました。
自分の車で回っていた頃の維持費は、こちらに書いています。
【現場監督 車 維持費】現場を回る車は年いくら?10年乗ってわかった「削れる費用・削れない費用」
それともう1つ、数字で決めるほうが自分の性格に合っている気がします。
「いつか」だと、いつまでも来ません。
「いくら」なら、届いたかどうかが自分で分かります。
条件が数字になっているので、いま自分がどこにいるかは分かります。
届いていないことも分かります。
だから今日も現場にいます。
「毎日辞めたい」と「辞める条件を決めている」は、僕の中で両立しています。
矛盾しているように見えるかもしれませんが、条件を決めているから、毎日辞めたいと思いながら続けられているのだと思います。
⑤決めているのは、自分です

ここが、この記事でいちばん書きたかったところです。
決めているのは、自分です。
この今を選んでいるのも、自分です。
過去の積み重ねが、いまの自分です。
何かきっかけがあったわけではありません。
誰かに言われたわけでもありません。
ただ、自分次第だと思っているだけです。
そして、誰のせいにもしたくない。
それだけです。
会社のせいにするのは簡単です。
業界のせいにするのも簡単です。
でもそれをすると、辞めるかどうかも、会社や業界が決めることになってしまいます。
誤解しないでほしいのは、これは「自分が悪い」という話ではないということです。
「自分が決められる」という話です。
辞めたいのは、おかしくありません。
辞めていないのも、おかしくありません。
どちらも、いまの自分が選んでいることです。
「やめとけ」と言われる側の話は、こちらで検証しています。
【施工管理 やめとけ】は本当か?現役12年が理由を1つずつ検証|2024年に変わったこと・変わらないこと
⑥まとめ|辞めたい人が、今日できること

転職を勧めません。
続けろとも言いません。
そのかわり、僕が実際にやっていることを3つ置いておきます。
- 「辞めたい」を、否定しない。毎日思っていても、それは異常ではない
- 辞めていない理由を、1つ言葉にする。お金なのか、転職活動なのか、家族なのか。言葉にすると、それが「理由」なのか「言い訳」なのかが自分で分かる
- 辞める条件を、自分で決める。金額でも、時期でも、状況でも。「いつか」ではなく「これを超えたら」の形にする
この3つをやると、何が変わるか。
辞めるかどうかを、他人の言葉ではなく、自分の条件で判断できるようになります。
「やめとけ」と言われても、「続けろ」と言われても、判断の軸が自分の側にある。
それだけで、同じ毎日の意味が少し変わります。
手取りの見方はこちらにまとめています。
【現場監督の手取り】年収別早見表と手取りを増やす5つの方法|現役10年が給与明細で解説
僕はまだ、条件に届いていません。
だから明日も現場に行きます。
辞めたいと思いながら。
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では、またー!
今日もありがとう!良き日を😁!

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