月末、通帳やアプリを見て、
そんなふうに思ったことはありませんか。
建設業で働いていると、
決して低すぎる給料ではない。
同年代と比べても、むしろ悪くない方だと思う。
それなのに、
なぜかお金が残らない。
贅沢しているわけでもない。
無駄遣いをしている自覚もない。
それでも、
「余裕がない感覚」だけがずっと続く。
頑張っているのに、楽にならない違和感
現場は忙しい。
責任も年々重くなっている。
残業もある。
トラブルがあれば、時間外でも対応する。
「これだけやっているんだから、
少しは余裕が出てもいいはず」
そう思うのに、
生活はあまり変わらない。
むしろ、
前より苦しくなっている気さえする。
このとき多くの人は、
無意識にこう考えます。
「自分の使い方が悪いのかな」
「もっと節約しないとダメなのかな」
でも、
この違和感の正体は、
お金の使い方だけの問題ではありません。

「給料」と「使えるお金」は、別物
多くの人が見ているのは、
給与明細の「支給額」です。
でも実際に生活を支えているのは、
手元に残るお金=手取りです。
この差は、
思っている以上に大きい。
給料からは、
最初からさまざまなものが引かれています。
- 所得税
- 住民税
- 健康保険料
- 年金
- その他の天引き
残業して支給額が増えても、
同時に引かれる金額も増える。
「たくさん働いた割に、
思ったほど増えていない」
そう感じるのは、
気のせいではありません。

残業代が“報われた気がしない”理由
建設業では、
残業代が生活を支えている人も多いと思います。
でも残業代は、
そのまま全部が自由になるお金ではありません。
税金も、社会保険料も、
しっかり対象になります。
結果として、
「時間を削って働いたのに、
思ったほど残らない」
この感覚が、
少しずつ積み重なっていく。
頑張っているのに、
報われていないように感じる。
これが、
心まで疲れていく原因になります。

問題は「努力」ではなく「構造」
ここで大事なのは、
自分を責めないことです。
お金が残らないのは、
あなたが頑張っていないからではありません。
節約が下手だからでも、
意志が弱いからでもない。
そもそも、そういう構造になっている。
給料は増えているように見えても、
自由に使えるお金は増えにくい。
この仕組みを知らないまま、
「もっと我慢しよう」
「もっと働こう」
そうやって耐え続けると、
心だけが削れていきます。

まずは「理由が分かる」だけでいい
この段階で、
何かを変える必要はありません。
転職しろ、
副業しろ、
節約しろ、
そんな話でもありません。
まずは、
「なぜお金が残らないのか」
「なぜ苦しい感覚が消えないのか」
その理由が、
自分のせいではないと分かること。
それだけで、
気持ちは少し楽になります。
この先では、
「じゃあ、どう考えればいいのか」
「何を基準に判断すればいいのか」
そういった話を、
少しずつ整理していきます。
無理に答えを出さなくていい。
焦って動かなくていい。
まずは、
この違和感をちゃんと理解することから。

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